ご挨拶

見浦牧場は、広島県北部の小規模な黒毛和牛生産農家です。2013年にミートセンターが開業するまでは、出荷した牛は全て「ひろしま牛」として販売されていました。父と母が長年苦労して作ってきた見浦牧場の黒毛和牛肉を、父母が存命中に「ひろしま牛」としてではなく、「見浦牛」として、直接消費者の方に食べていただきたい、そんな思いから、一人でミートセンターを立ち上げました。
全て手探りのスタートでしたが、助けてくださる人も現れ、また「味が良い」との評価を頂いて、少しずつ認知されているところです。しかし、一頭分の牛肉を仕入れて全て売り切っていくのは、簡単なことではなく、思い悩むこともあります。そんな時は「見浦の肉は、私を、そして消費者を裏切らない」と、自分を奮い立たせています。今まで15頭以上仕入れましたが、一度も裏切られていないというのも本当のことです。牛は生き物ですから、牛飼には休みがありません。また家族経営という形にこだわっていますから、他人の手助けもありません。そんな中毎日、見浦牛を大切に育ててくれている家族には、心から感謝しています。
今後も小さな畜産農家を応援していただけたら幸いです。
見浦牧場ミートセンター　見浦 律子

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